このたび msb gallery では、河名祐二の個展『體』を開催いたします。

本展では、和紙に岩絵具を用いた日本画のマテリアルによる抽象画を描いてきた河名が、樹脂粘土で人間の彫刻像を製作し、そこに貼り付けるという複合技法を試みました。

従来の表現形態を進展させた、新境地の作品群をぜひご鑑賞ください。

 

 

 

 

 

アーティストステートメント

 

これまで日本画に使用される画材による抽象画を描いてきた。他の抽象画の表現にはない独自のそれを探ってきたが、ある程度結果が出て来た際、空虚感に苛まれた。果たして今を表現しているだろうか。未来を望んでいるだろうか。再び振り出しに戻って制作する決意が必要だと思っている。この道はどこに繋がっているのだろう?先の見えない道を歩きたくなる癖は消えない。

 

 

 

 

 

 

プロフィール

 

 

河名祐二(かわな ゆうじ)

 

略歴

1977 東京都生まれ

2005   武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業

 

 

展覧会歴

2005「第13回奨学生美術展」佐藤美術館, 東京

         「RA06」武蔵野美術大学美術資料図書館展示室, 東京

2006 「アートプログラム青梅」東青梅センタービル内, 東京

2007 「RA07」武蔵野美術大学美術資料図書館展示室, 東京

    「アートプログラム青梅」青梅信用金庫内, 東京

2008  個展 表参道画廊, 東京

2009「リニューアル」武蔵野美術大学美術資料図書館展示室, 東京

   「ザ・ニホンガ」LAアートコア, ロサンゼルス

   「河名祐二×吉田愛」表参道画廊, 東京

2011「オアハカマヒカ紙と土のちから」サンアウグスチン アートセンター, メキシコ

           個展 人形町ビジョンズ, 東京

           個展 表参道画廊, 東京

2013「FACE THE FAR EAST Vol.2 PARTICLE & LIQUID」表参道画廊 MUSEE F, 東京

2014   個展 「FACE THE FAR EAST Vol.3 河名祐二」AG+ギャラリー, 横浜

2015「冬のオノマトペ展」ギャラリースペースオノマトペ, 東京

2020  個展「3月の水」ギャラリーブロッケン, 東京

    「つどいⅠ」ギャラリーT O M, 東京

      個展「日本画で描くクリスマス」ギャラリーぱるけ, 東京

2021「松濤美術館公募展2021」松濤美術館, 東京